tripb43 チョコレート紀行 ─ベルギーへ行く─







■チョコレートについて

やっぱり美味しかった!
でも、何がいいって、日本では行列に並ばなくてはいけないような
高級チョコレートが、しごくカジュアルに売られているということ。
「これと、これと、これ」と言えば、
袋にぱっと入れてくれて、ひょいと渡してくれる感じが、
日常の贅沢という感じだった。


■軽さと重さについて

私の中の、隠れテーマ。
ベルギーの重さが好きだったけど、ただ重いだけだとしんどい。
アントワープは、古いものと新しいものが同居していて
私の中ではベストバランスだった。
フットワークは軽いけど、存在は重い。そういう人になりたい。


■言葉について

ベルギーの公用語は、フランス語とオランダ語。
もちろんどっちもできない私は、英語(もできないけど)でなんとか。
ただ、言葉は不十分でも、深い話もできるんだということがわかった。
日本人同士でも、言葉がぜんぜん通じない人もいれば、
こんな遠く離れた場所で、言葉も文化も違っても、通じあえる人もいる。
励みになった。


■日本について

ベルギーに来たというのに、要所、要所で、日本に遭遇した。
とくにファッションにおいては、日本テイストの服もあったけど、
ヨージヤマモトをはじめ、ISSEI MIYAKE、KENZOなど、
日本人デザイナーの洋服が目についた。
そして、それらが意外と、ベルギーの街に似合っていた。
ちょっとくすんだ渋い印象が、共通するからかもしれない。