タイ修行の旅　─バンコクへ行く─



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姉さんが下調べに下調べを重ね、
ここ！と決めていた場所は、世間で言うところのゲイバー。
日本でゲイバーっていうと、なんとなく楽しそうなイメージがあって、
行ったことはないけど、ちょっと行ってみたいな〜と思っていた。
姉さんが目をつけたその店も、ドリンク代くらいで、
ぼったくられることもなさそうなので
いっちょ勇気を出して、乗り込んでみたのだが…。

ゲイバー？？
いや、違う、これはぜったいに違う。
とりあえず、狭い！ そして、テーブルがない！
っていうか、何この舞台！！？
なんかショーが始まった！
パンツに番号のついた男子が、並んでどんどん出てくる。
ポーズを決める。はい、次！
えっ？踊り出した。
男、男、男、ときどき女。いや、これも男だ！
な、、、な、サンドイッチ？
うわ！靴下投げた！しかもおしゃれに投げた！
やだ！脱いでる！！！えっ！どこまで？？
やだやだ…うわぁっ！！！！



「ミクミク、今の見た？」
「はい…」
「あれさー、本物かな？」
「いや、ニセモノだと思います」
「だよねー、じゃないとおかしいよねー」
「はい…」
「大きすぎるよね」
「はい…」
「ありえないよねー」
「…」


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